補聴器ストアの補聴器サービスについてご案内いたします。

補聴器ストアって聞いたことないけど、大丈夫なお店なの?・・・心配になると思います。補聴器ストアという名称での営業は2024年4月からですので、聞いたことないと思います。運営母体はそれなりの実績がある会社です。詳細は補聴器ストアについてをご参照ください。

補聴器ストアでの補聴器相談の流れは、基本的に補聴器販売店協会が制定している補聴器適正販売ガイドラインに則っております。補聴器ストアでは、原則試聴貸出を行っており、補聴器の効果・効能をご実感いただき、補聴器とご自身の聞こえについてもご理解いただき、使用し続けられるお気持ちになるまで販売しておりません。詳細は補聴器相談の流れをご参照ください。

取扱補聴器メーカーは、もともとリオネットセンターの看板名で営業を続けていたため、リオネット補聴器のみでした。単独メーカーでは対応できない聞こえのケースやお客様の要望もあり、他メーカーの取扱も近年開始し始めました。特にオーティコン補聴器に関しては、一部店舗で積極的に取り扱っていたため、フィッティングの知見があり、フィッティング適合例も多数あります。詳細は取扱補聴器メーカーをご参照ください。

補聴器ストアでは、全店舗共通の設備基準を設けております。詳細は補聴器ストア設備紹介をご参照ください。

補聴器ストアについて

補聴器ストアについて
はじめまして。補聴器ストアです。私たちは2024年4月から補聴器ストアです。
補聴器ストア※標章登録出願中
補聴器ストア※標章登録出願中

補聴器ストアは、2004年10月に埼玉県飯能市で創業した会社(オンワ株式会社:外部ページへ遷移)が運営している店舗です。

補聴器ストアは、埼玉県西部と東京都北多摩北西部に4店舗営業しています。

※2024年6月に5店舗目を東大和市に開店予定。絶賛開店準備中です。

お客様の多種多様な聞こえのニーズに応えるため、取扱補聴器品目を増やし、補聴器販売店だとわかりやすいように看板名を変更します。

※2024年4月1日現在はまだ看板変更が間に合わず、リオネットセンター所在地の市区町村名+店の名称で営業しています。

※店舗名も今までは市区町村名を掲示し混乱を招いていたため、最寄駅名に変更します。

補聴器ストア 店名推移

  • 補聴器ストア東飯能店  2004年10月~2017年3月 オンリーワン補聴器・2017年4月~2024年4月リオネットセンター飯能店として営業
  • 補聴器ストア武蔵藤沢店 2019年12月~2024年4月 リオネットセンター入間店として営業
  • 補聴器ストア久米川店  2021年 9月~2024年4月 リオネットセンター東村山店として営業
  • 補聴器ストア花小金井店 2022年 9月~2024年4月 リオネットセンター小平店として営業

※店名変更に伴うスタッフ・店舗住所・電話/FAX番号・営業時間・定休日に変更はなく、取扱補聴器品目及びサービスは向上(※1)しています。

※1 新規設備導入による実耳測定の実施や補聴器取扱品目数増加による試聴比較で選択肢が増えていることを意味しています。

補聴器ストアのミッション

音を通じてコミュニケーションの輪を広げられるよう、地域のお客様に補聴器サービスで貢献すること。

お客様の声を傾聴し、真にお客様のお役に立つ補聴器をお届けし、補聴器ストアで適合した補聴器を使い続けていただく。

縁があってつながれたお客様一人ひとりに補聴器の聞こえを通じて笑顔になっていただけるよう、より良い聞こえの提供を追求していく。

補聴器ストアの特長

補聴器ストアは、全店舗が(公財)テクノエイド協会認定の認定補聴器専門店です(※新店舗は以下の理由により除きます)。
※新規出店の店舗は随時認定申請を行いますが、認定審査申込締切時期が例年5月初旬までのため、出店時期によっては認定までの期間があきます。出店時期が4月までの場合、早くて翌年4月の認定となります。出店時期が5月中旬以降となると翌々年の4月以降の認定となります。

補聴器ストアは、全店舗が(一社)日本補聴器販売店協会の加盟店です。対応品質に関して、同協会より直接指導を仰ぐことができます。

補聴器ストアは、相談員が(NPO法人)日本補聴器技能者協会会員です。協会主催の講習会へ積極的に参加し、知識・見聞を広めています。

※同協会の理事も在籍しており、補聴器業界の発展に寄与するための活動にも注力します。

私たち補聴器ストアは、既成概念にとらわれずに、変化を楽しみ、日々成長し、挑戦を続けて参ります(Enjoy the challenge♪)。

これからもお客様目線で物事を考え、最適な選択肢を提案するとともに、適正な補聴器フィッティング及びサービスを提供し続けて参ります。

(2024年4月現在)

補聴器相談の流れ

補聴器ストアの補聴器相談の流れ

補聴器ストアでは、聞こえ方や生活環境が異なるすべてのお客様へ適正な対応を心がけております。

※はじめてのご相談は、1時間~1時間半と対応にお時間を要します。当日でも構いませんので、来店予約にご協力ください。

1.コンサルティング

お客様がどのような場面でどういった聞こえのお困りごとを感じているのか、時間をかけてお伺いします。

そもそも補聴器とはどういった機器なのかというご質問への回答から、補聴器に期待することや補聴器で最も実現したいこと、ご希望のかたちやご予算、お耳の状況確認まで時間をかけてお話をお伺いします。

※問診結果によっては、まずは連携先の医療機関をご紹介させていただく場合がございます。

コンサルティング
コンサルティング

2.補聴器調整のための聞こえの測定

補聴器を選定やフィッテングのために、音階別に音の聞こえ方を測定(純音聴力測定)します。

また、言葉がどれくらい聞き取れているのかも測定(語音明瞭度測定)します。

※測定結果によっては、まずは連携先の医療機関をご紹介させていただく場合がございます。

※補聴器ストアでの聴力測定は補聴器フィッティングのためのものであり、お客様の聴力の診断目的ではございません。聴力検査をご希望の方は耳鼻咽喉科を受診をお勧めいたします。かかりつけ医がなくお困りの方は、近隣の連携医療機関をご紹介させていただきますので、お声掛けくださいませ。

3.補聴器の器種選択とフィッティング

聞こえの測定データをもとに、お客様のお耳と聞こえに合った補聴器を選択し、補聴器の音量・音質の調整や装用感の確認を行います。

補聴器をつけた状態で聞こえの測定(音場閾値測定・音場語音測定)を行い、測定結果をもとに客観的な補聴器の効果をご提示します。また、環境騒音を許容できるかも確認を行います。

補聴器を装着した時と装着していない状態の聞こえの変化について可視化した結果(補聴効果)を説明させていただきます。また、どこまで聞こえた方が良いのか目標とする聞こえについても説明させていただきます。

※補聴器ストアでは日本補聴器技能者協会が作成した”販売店における補聴効果の確認法”を根拠とした補聴器フィッティングを行っております。

音場閾値測定結果サンプル

4.補聴器の試聴・貸出

補聴器の取扱説明を行わせていただいた後、補聴器を実生活でお試しいただきます。

ご自宅にてご家族と会話したり、さまざまな音を聞いて補聴器の着け心地をご確認いただきます。

※お貸出しの期間については、通常1週間~1か月程度が多くなっておりますが、お客様のご都合やご要望を伺い決定しておりますので、ご相談ください。

※補聴器がはじめての場合は、補聴器装着の違和感と音の違和感が先行してしまい、必要な聞こえまで補聴器の音を上げられないケースがあります。補聴器に慣れるまでには時間がかかるため、段階的に補聴器の調整を行います。

Oticon補聴器
Oticon補聴器

5.補聴器の器種決定・お渡し

補聴器の聞こえや使い方をご理解いただき、補聴器を使い続けるお気持ちとなりましたら、ご購入となります。

初期調整は人により前後しますが、3か月程度を要するため、ご購入後も引き続き補聴器の調整を継続していきます。

補聴器は高額な買い物となることが多いです。補聴器を使い続けようというお気持ちになられてからご購入ください。

補聴器購入にあたり、助成制度がありますので、”補聴器情報:補聴器助成制度"をご参照ください。

6.補聴器の定期点検・アフターケア

ご購入後も補聴器を使い続けていただくために定期的に点検を行います。

汚れなどで補聴器の音がきちんと出ていないと、聞こえにも影響します。また、補聴器の出力に異常がないかどうか専用の機器で測定します。

補聴器装着時の聞こえにも変化がないかどうか定期的に測定を行います。

対応終了後は次回のご来店予約をさせていただき、万が一、来店から間が空いてしまった場合は、お電話にてお声がけを徹底しております。

取扱補聴器メーカー

補聴器ストアの取扱メーカー

補聴器ストアで取り扱っている主要補聴器メーカーをご紹介します。主に過去の取り扱い実績から得意とするメーカーを記載しています。商圏毎に需要が異なるため、以下に掲載していないメーカーも店舗によって対応できる場合がございます。ご自身の使用されている補聴器メーカーが記載されていないが、調子が良くないため相談したい等、お気軽にお近くの店舗へご相談くださいませ。

リオネット補聴器

国産にこだわり続けて70年以上の東京都国分寺市に本社をかまえる補聴器メーカーです。工場は八王子市にあります。日本人による日本人のための国産補聴器です。

おまかせ回路で電池のプラスマイナスがなく、取り扱いやすさが特長です。日本人ならではの配慮が行き届いており、電池蓋も開閉し易く、手先に自信がないお客様でも取り扱えることが多いです。

補聴器ストアの過去の知見と実績から取り扱いを得意とする補聴器メーカーです。

補聴器ストアでは、2023年発売の充電耳あな型(リオネット2)がご好評いただいております。

また、リオネット2の充電式耳かけ型(RIC)補聴器を2024年5月20日に発売予定です。

パナソニック株式会社くらしアプライアンス社と互いの強みを活かして次世代の補聴器を共同開発するアライアンスを締結しています。

オーティコン補聴器

補聴器テクノロジーの先駆者で、1904年デンマーク創業の補聴器メーカーです。デマント・ジャパンの本社は神奈川県川崎市で、製造工場も同様です。オーダーメイド補聴器は本社で製造しています。

私たちは耳ではなく脳で聞くというブレインヒアリングのアプローチで、音の意味をより楽に理解できるように脳の働きをサポートし、バランスの取れた音響情報を届けることで脳への負担(認知的負荷)を減らし、結果として疲労も軽減します。360°すべての方向からの音を整理して、自然な音の情景を届けます。

補聴器ストアでは、2023年発売の小型耳かけ型補聴器(リアル、ジルコン)※充電式含む がご好評いただいております。複雑な音環境で聞き取りが必要な場合、特にAI搭載補聴器はおすすめです。

補聴器ストア設備紹介

補聴器ストアで使用している設備をご紹介します。店舗により設備が異なる場合がございますが、補聴器ストア共通の設備基準に則っておりますため、基本的には同スペック品を利用しています。

オージオメータ

聴力測定機器AD528
聴力測定機器 AD528

補聴器フィッティングのための聴力測定や補聴器装用の効果を確認する機器

AD528(interacoustics社)

検査項目

純音聴力検査(気導、骨導、音場)、語音聴力検査(内蔵語音)、SISI検査、ABLB検査、自動聴力検査(Hughson Westlake)、自記オージオメトリー(Békésy)、ウェーバー検査、ステンゲル検査、Tone in Noise検査、Speech in Noise検査、両耳語音検査

医療機器認証番号:302AIBZX00028000

引用元 https://www.diatec-diagnostics.jp/solutions/products/audiometry/interacoustics-ad528

補聴器専門店で行う聴力測定は、補聴器フィッティングのために行います。診断目的の聴力検査は耳鼻咽喉科へご相談ください。かかりつけ医がいない場合は、お客様のご自宅に近い連携医療機関をご紹介します。

補聴器特性試験装置

補聴器特性試験装置
補聴器特性試験装置 AVANT HIT+

補聴器の音の出方に異常がないか確かめる機器

AVANT HIT+(MedRx社)

AVANT HIT+検査項目

90dB入力音最大出力音圧レベル(OSPL 90)、最大音響利得(FOG)、規準利得、周波数特性、等価入力ノイズ、全高調波歪、電池電流、入出力特性(AGC)、アタック/リリースタイム

引用元 https://www.diatec-diagnostics.jp/solutions/products/hearing-aid-fitting/medrx-avant-hit

補聴器ストアでは調整後や点検時には必ず補聴器の音の出方を測定します。調整時には設定した音と実際の音の違いを確認します。点検時には前回の測定結果と比較を行い、異常がないかをお調べします。

補聴器の異常を確認した場合は、修理預かりとなります。修理期間中はご不便がないよう、耳かけ型の試聴器をお貸出しさせていただきます。保証期間中の点検は無償対応となります。

通常定期点検期間はオーダーメイド型で2-4か月毎、耳かけ型で4-6か月を推奨しております。特に保証期間終了前には点検いただくようお願いしています。

補聴器ストアでは、2024年4月に全店舗が音響箱を有する補聴器特性試験装置に刷新しています。音響箱の有無で小さな音の入力時に適正な測定結果が出てくるかどうか変化してしまいます。以前に導入していた機器では、店舗内で接客の声や動作時の音があると何度も測定を行う必要がありました。今後は測定時にお客様との会話を中断する必要なく、しっかりと傾聴に注力できることになりました。

実耳測定装置

実耳測定機器 Affinity Compact

実際に耳の中に届いている補聴器の音の出方と補聴器の音の出方の両方を確かめる機器

Affinity Compact(interacoustics社)

検査項目

REM:裸耳利得(REUG)、裸耳特性(REUR)、挿入利得(REIG)、装用特性(REAR)、装用利得(REAG)、閉塞特性(REOR)、閉塞利得(REOG)、実耳カプラー差(RECD)、入出力特性、FM透過性、耳かけ型対応FM特性、補聴器の移行、他

HIT:90dB入力音最大出力音圧(OSPL90)、最大音響利得(FOG)、規準利得、周波数レスポンス、全高調波歪、等価入力雑音、定常状態入出力特性(AGC)、アタック/リリースタイム、電池の電流、相互変調歪、誘導コイル等価感度、誘導コイル入力最大感度、誘導コイル相互変調歪、他

医療機器認証番号:302AIBZX00013000

引用元 https://www.diatec-diagnostics.jp/solutions/products/hearing-aid-fitting/interacoustics-affinity-compact

実耳測定では耳のあなの形によって変化する鼓膜面上に再現されている音の大きさを確認することができます。

現行のオージオメータでは測定できない連続した音の大きさ(音圧)や高さ(音階)も測定できます。

小さな音の入力時の音の出方以外の複雑な音の大きさでも評価ができ、お客様へ聞こえたら押していただく応答ボタンの操作も必要しないため、測定誤差が生じません。測定結果を調整へ反映できる補聴器とそうでない補聴器があります。

補聴器ストアでは、下記店舗にて実耳測定が可能です。必要に応じて導入店舗を増やして参ります。

実耳測定機器導入店舗

  • 補聴器ストア東飯能店
  • 補聴器ストア武蔵藤沢店
  • 補聴器ストア久米川店(※2024年5月8日導入予定)

聴力測定室

聴力検査室 AT-66A
聴力検査室 AT-66

各種測定結果の誤差するなくするために設計された測定専用の部屋

AT-66,AT-66A,AT-71ハーフ(Rion社)

補聴器ストアでは、聴力測定室※の暗騒音が騒音計で測定した結果50dB(A)以下であるように認定補聴器専門店の登録時に各店舗毎に指導を受けているため、DR-40※以上の遮音性能を有することが必要と考えております。また、3か月毎にスピーカーの校正を行い、測定結果の誤差を減らしています。

※Dr値(sound pressure level Difference)とは、壁や建具の防音・遮音性能を示す指標です。例えばDR-40であれば、音を40dB遮ることができ、店舗内での騒音レベルが仮に70dBだとすると、防音室内では70dB-40dB=30dBとなります。

※聴力測定室は、納入時期の都合(注文から納入までの期間が他の医用機器と比べ長く、開店時期によって各メーカーの製造が追いつかない)と店舗スペースの都合(大型であることから店舗スペースの大きさにより納入できるサイズが異なる)で、店舗により利用している製品が異なります。

※大学病院や総合病院の検査室と異なり小型のため、頭の位置や体勢の変化により測定結果には誤差が生じます。また、閉所恐怖症の方はご相談ください。